転職時に面接に進める志望動機の書き方の詳細

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転職時に面接に進める志望動機の書き方

中途採用の応募書類で、職務経歴に次いで重視される志望動機や志望理由。

なぜその企業に応募しようと思ったかを書く人もいますが、他の応募者と差をつけて面接に進むためには、一歩進んだ内容を書く必要があります。

ここでは、面接に進むための大きなポイントとなる志望動機の書き方について詳しくご説明します。

転職時の志望動機や志望理由の基本的な書き方

企業の採用担当者は「(当社に)入社したい理由」、「(当社で)したいこと」、「(当社で)何ができるのか」といった事を知り、その企業にマッチした人材なのかを見極めたいと考えています。

ですので、応募企業に向けた独自性のある志望動機や志望理由を書くために、企業研究をしっかり行なう必要があります。志望動機や志望理由を実際に記入するまでの基本的な流れについてみていきましょう。

企業研究

まず、新聞やインターネットなどを活用して基本的な事柄を押さえます。志望企業の経営理念、事業内容、経営計画、経営者の発言、株価、資本金、売上高、現在の主力商品、過去のヒット商品などです。

その後、パンフレットやチラシを集めて新しい情報を探したり、志望企業のサービスや商品を利用したり、工場見学や店舗見学をするなどして知識を深めつつ、同業他社と比べます。

文章を作る

十分に研究できたら、他社にはないその企業に入社したい理由や、その企業に貢献できる具体的な仕事内容を考えます。

企業研究で得た情報の他に、求人情報から求められる能力も把握し、入社後に自分が活躍する姿をイメージして、志望動機や志望理由を書きます。

過去の実績を端的に伝えて、その企業に特化した強みと貢献できる自分のキャリア、能力を強調することがポイントです。

推敲(すいこう)を重ねる

より説得力を持たせるために、商品名やサービス名、店舗名など志望企業ならではの固有名詞を盛り込むなどの工夫をします。

企業の担当者がイメージしやすくなるように、具体的な実績やエピソードを盛り込むのも良いでしょう。転職理由と志望動機に一貫性をもたせ、文章を最初から最後まで通して読んだ時に違和感がないように仕上げます。

欄に書き込む

欄の大きさにもよりますが、標準サイズなら4〜5行程度になるように書きます。文字数にすると150〜250文字程度になるケースが多いでしょう。

書けそうならそれ以上書いてもかまいませんが、文字が小さくなりすぎたり、欄からはみ出したりすることのないようにします。

字のうまい下手もありますが、何より精いっぱい心を込めて丁寧に書くことが大切です。

志望動機や志望理由はどんなことを書けばいいの?

中途採用ともなると、新卒と違って応募者は既に社会を知っている人になるため、社会人としての実力や実績をもとに判断されます。書く内容は主に以下の3つです。

  • 過去の経歴と転職に至った理由
  • その企業にどんな魅力を感じているか
  • 将来のキャリアビジョン

前職で培ったスキルや経験といった職務経歴の強みや、自分の人間性を書きます。
(参考→転職時の職務経歴書の書き方

そして、企業研究で得た知識をもとに、なぜその企業で働きたいのか、なぜその企業でなければならないのかという企業への思いを伝えます。

魅力的な会社だと、つい調べた内容を沢山書きたくなりますが、企業の魅力と自分の文章が2:8くらいになるように気を付けます。

最後に、入社後にスキルを活かして挑戦していきたいことについて述べましょう。

NGな志望理由は?

業種や職種を問わず、不採用となる志望理由が存在します。それは、「貴社の将来性にひかれました」、「経営理念に共感しました」、「前職の経験が生かせるからです」などの、あいまいな理由です。

どこの会社でも通用する抽象的な理由では、同じ内容の志望理由を他社でも言っていると思われてしまいます。

一度書いた文章の「貴社」という部分を「他の会社名」に置き換えて読んでみた時に通用しない、競合他社に置き換えられない文章を作りましょう。

その他、正直な理由だったとしても「研修が充実している貴社で勉強させて貰いたいから」や「地元を離れたくないから」などの主体性のない応募者本意な理由も、NGとされるため避けましょう。

人事担当者に好まれる志望動機の書き方

その会社に入りたいという熱意を感じることができ、何故応募してきたのかが納得できる志望動機が好まれます。

人事担当者は大量の応募書類に追われて多忙なこともあるため、できる限り簡潔に読みやすい文章にしましょう。

また、担当者はこの会社で長く活躍してくれる人を採用したいと思っています。入社後に存分に力を発揮して欲しいのはもちろんですが、中途者の採用には手間も時間もお金もかかっているので、すぐに辞めてしまうような人は避けたいのです。

目指す方向や価値観が合っていて、長く勤める気があると感じさせる書き方をしましょう。

志望動機や志望理由の書き方の例文

業界や職種での経験がある場合と未経験の場合では書き方が異なるため、それぞれ一例ずつご紹介します。企業研究が最も大切なので、例文はあくまで例文として、コピーして使うのではなくオリジナルの内容を心がけましょう。

経験者の場合 IT業界の例文

前職では7年間、小売業システムの分野で開発業務に従事し、様々なシステムの設計、開発、テスト、保守を経験しました。

今回貴社の募集を知り、経験や年齢に関係なく、実力があれば早い段階から上流工程に携わることができる社風に惹かれ志望いたしました。

オープン系システム開発の経験は充分にありますので、ぜひ貴社で最高のプレイングマネジャーを目指したいと思います。

未経験者の場合 総合事務の例文

生活の身近にある、トレンドを敏感に取り入れた商品を扱う貴社に惹かれました。

前職は販売職でしたがMOS資格を取得しており、店長代理として売り上げ管理表の作成を担当し、経費を10%削減するなど効率化にも貢献してきました。

コミュニケーション能力と笑顔も、3年間の販売職で磨いた自慢のスキルです。少しでも早く貴社の仕事を覚え、短期間で戦力になれるように努力していきたいと思います。

志望動機作成時に注意したい事

特に能力や経験について書く場合は謙虚さを忘れないようにします。原則として敬語で記述し、謙譲語や尊敬語も間違わないように気を付けます。

応募先企業を指す言葉の「御社」は話し言葉なので、書類に書くときは「貴社」を使いましょう。

転職理由に言及する際、ネガティブな内容は書かないように気を付けます。前職の悪口や後ろ向きな内容は避けましょう。

また、未経験の業界や業種に応募する際などは、自信のなさがにじみでないよう、明るく前向きな表現を心がけましょう。

まとめ

ここまで転職時の志望動機の書き方について読んでもらいましたが、いかがでしたか?

すぐに書き始めるのではなく、しっかりと企業研究をして、たたき台を作って推敲(すいこう)を重ねていきます。

経歴や転職理由、企業の魅力、キャリアビジョンを軸に、その企業で長く活躍してくれそうだと思われる、具体的で読みやすい文章にまとめます。

例文もご紹介しましたが、あくまでも参考にとどめ、希望する企業に特化したオリジナルの志望動機や志望理由を作り上げましょう。

この記事が志望動機や志望理由を考えるのに役立ち、転職が成功することを願っています。

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