転職で年収ダウン後の暮らしについて調査
転職する理由は色々ありますが、最も多いのは『今の給料や報酬に不満がある』という理由でしょう。
自分の能力や会社への貢献度がきちんと評価されていなければ、正しく評価してくれる会社へ転職をしたいと思うのは当然です。
しかし最近は、年収が下がるのが分かっていながら、何らかの理由で転職を決断する方も多くいらっしゃいます。
そこで今回は、年収ダウンを覚悟で転職する方が気をつけるべき点や年収ダウンしない方法、年収ダウンしてしまった際の対策について調査していきたいと思います。
年収がダウンしても転職する理由
一つ目は、現在の状況から逃げたいと思う後ろ向きな理由からです。上司や同僚など会社の人間関係が辛い、また現在の仕事のプレッシャーから解放されたいといった理由があげられます。
二つ目は、いったん年収が下がっても将来的には上がることを想定している前向きな理由からです。将来性が見込めるベンチャー企業などに転職する、基本給は少ないが実力次第で給与が上がる会社に転職する、などがそれにあたります。
三つ目は、やりがいを求めて転職するケースです。安定した企業で自分の意に反する仕事をするよりは、たとえ年収が低くても自分のやりたいことを仕事にしたいという理由からです。
転職で年収ダウンを防ぐには
会社へ年収の交渉をする
欧米では当然のように転職の際に年収の交渉をします。日本人の場合、お金の話はなかなか言い出しづらいため、提示された金額をそのままのんでしまう場合が多くあります。
もちろん、条件やお金の話ばかり言っていては心証が悪いですが、それ相応の実力があるならば、見合った年収や報酬をもらうための交渉は絶対にすべきです。
内定を焦らない
会社を辞めてから転職活動を行う場合、また、前職を辞める期限が迫っているときなどは、次の内定を早く取りたくて焦ってしまうものです。
無職の期間が長いほど次の就職には不利ですし、貯蓄が減っていくことにも不安を感じるでしょう。
しかし、このような不安や焦りがあると、希望より下回る年収を提示されたとしても、妥協して決めてしまうことにもなりかねません。
自分の将来を左右する転職ですから、内定をむやみに焦らず、譲れない条件はしっかりと持って転職活動を行いましょう。
いまの職場がイヤでも我慢するか、年収ダウンしても転職するのはどっちが良い?
新卒の就職ですら厳しい今、転職はさらに厳しいものです。特に、職場の人間関係や環境・仕事内容などへの不満が理由の逃避型転職の場合、今よりも年収が下がってしまうことを覚悟する必要があります。
とは言え、上司や部下との人間関係がうまくいかないなどの問題は、精神的に大変なストレスになります。
ストレスの原因が、努力次第でまたは時間が解決してくれるものであれば、安易な転職はおすすめできませんが、解決できないものであれば、年収ダウンを覚悟で転職するという選択肢もあるでしょう。
精神的負担は、自分でも気づかないうちに心や身体をむしばみ、鬱(うつ)や体の不調の原因になることもあるからです。心身の健康あっての仕事ですから、そのあたりはきちんと見極めましょう。
年収ダウンを覚悟して転職するうえで気をつけるべきこと
●家族の理解を得る
独身の方は別として、家族がいる方が転職をする場合、年収が下がることは自分だけの問題ではありません。
生活レベルを落とすことは想像以上にストレスになりますし、子どもの教育費や老後の蓄えなど問題点は多くあるでしょう。年収ダウンが夫婦の不仲や離婚の原因にならないように、事前にパートナーや家族の理解をきちんと得ることが大切です。
●貯蓄をしておく
現在よりも年収が下がってしまった場合、生活ががらりと変わってしまう可能性も否定できません。また、転職活動を始めたからといって、すぐに転職先が決まるとも限りません。
自己都合の退職の場合、失業保険が支給されるのは3カ月後になるので、それまでの間、無収入の状態が続きます。ですから、転職する前までに、ある程度の貯蓄をしておくことは大変重要です。
年収ダウンしないためにおすすめの転職エージェントや転職サイト
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、年間約23,000人、累計約30万人以上の転職を成功させた最大手の転職エージェントです。
求人数が他の転職エージェントとは比べものにならないくらい多いため、希望の職業に就ける可能性が大きく、また職種や年収など転職希望者の選択肢も広がります。
>>リクルートエージェントの転職支援サービスの登録ページはこちら
マイナビエージェント
マイナビエージェントは、事務・営業から医療やITなどの専門職まで幅広い求人を扱っている転職エージェントです。
リクルートエージェントと比べて規模は小さいですが、登録者数に対するキャリアエージェントの数が多いため、ひとりひとりの求職者に手厚いサポートをすることができます。また、求職者としてはライバルが少なければ、それだけ良い求人に出会う確率も高くなります。
>>マイナビエージェントの転職支援サービスの登録ページはこちら
リクナビNEXT
毎週、新着求人が1,000件以上もある、転職決定数が業界No.1の転職サイトです。職務経歴書を登録しておくと、条件に合った求人が出た場合お知らせメールが届きます。
届く求人はリクナビNEXTに掲載されているものだけでなく、サイト未掲載の求人、また提携する転職エージェントや企業から直接届く場合もあります。
異業種転職の成功実績も多数あるため、転職を考える際はまず登録しておきたい転職サイトです。
転職で年収ダウンしてしまった場合におすすめの副業
◇アルバイト
コンビニや居酒屋・倉庫の仕事など、夕方から深夜・早朝にかけてできるものならば、日中働いているサラリーマンでも可能です。スキルが必要ないため誰でも行うことができますが、体力勝負になるので本業に支障が出ないように注意する必要があります。
◇投資
株式投資・先物取引・FX・不動産投資などがあります。ただし、こういった投資で大きく稼ごうと思えばそれなりの元手が必要であり、さらにうまくいけば大きな利益が出る分、元手が0になる可能性もある、まさにハイリスクハイリターンな副業になります。
◇在宅ビジネス
イラストや校正、ネットビジネスなど、自分の得意分野や本業に関係する仕事を自宅で行う在宅ビジネスもおすすめです。在宅ビジネスのメリットは、投資のようなリスクがないこと、またアルバイトにように時間の拘束がなく、自分の好きなタイミングで行うことができる点です。
まとめ
いかがでしたか。転職をしていきなり収入が上がる人というのは限られており、多くの人は前職よりも悪い条件でのスタートになるかと思います。
しかし、収入よりもやりがいを重視したい、ストレスのない環境で働きたい、将来性のある会社で働きたい、など年収が下がることを覚悟してでも転職をしたいと考える人が大勢いるのも事実です。
とは言え、年収のダウンは生活に大きな影響を与えるので、できることなら避けたいものです。転職する際は、転職サイトやエージェントを最大限利用し、万全の準備を整えた上で臨みましょう。